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  ニュース     2022/08/04 20:58

マレーシア:ゴム手需要予想を12%下方修正、コロナ特需落ち着く 無料記事

【亜州ビジネス編集部】業界団体のマレーシアゴム手袋製造業者協会(MARGMA)は3日、2022年の世界のゴム手袋需要が従来予想より12%低い3990億枚になるとの見通しを発表した。前年比では10〜12%増のプラスになるものの、新型コロナウイルス流行に伴う特需の落ち着きを受け、従来予想の4520億枚から大幅に下方修正した。マレーシアン・リザーブなどが伝えた。

 マレーシアの22年のゴム手袋輸出額は236億リンギ(約7110億円)に上ると予想。新型コロナ流行前の19年の170億リンギを38.8%上回るとみている。なお、これは新型コロナ再流行を想定しない保守的な予想で、再流行した場合にはさらに伸びるとみている。

 23年の世界のゴム手袋需要は前年比で12〜15%拡大すると予想。マレーシアの世界シェアは65%で、中国の20%、タイの10%、インドネシアの3%を圧倒するとみている。

 なおMARGMAのスプラマニアム会長によると、マレーシアのゴム手袋産業の自動化率は85%。向こう3〜4年で自動化率を95%に高めることができるとしている。同会長は、10年前はゴム手袋100万枚を製造するのに9.7人の労働者が必要だったが、現在は1.7人に減少したと強調。各メーカーの設備投資によって生産性が上がったとしている。


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