【亜州ビジネス編集部】地場医薬品大手ファーマニアガは、3億リンギ（約88億円）を投じて首都圏のセランゴール州プチョンに新工場を建設する。イスラムの戒律に沿っていることを示すハラル認証を受けたワクチンやインスリン製剤を製造する。ザ・スター・オンラインが16日付で伝えた。

　来年末までに完成させて、2024年初めに生産を開始する。新型コロナウイルス向けを含むワクチンを年1億回分、インスリン製剤を3億回分製造する。

　同社のモハメド・エウソペ社長は、ワクチンはタイ、韓国、インドのパートナー企業とともに製造すると説明。新型コロナ禍でマレーシアはワクチンを全量輸入に依存しており、依存を軽減することが重要になるとしている。


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