【亜州ビジネス編集部】建設大手ガムダは、ペナン島南部沖で計画される人工島3島の造成事業のうち、「A島」の造成に向けてペナン州政府系企業と合弁会社を設立したと発表した。設計から資金調達、建設など完成までの全工程について、この合弁会社が一任を受けたとしている。
　合弁会社の名称はシリコン・アイランド・デベロップメントで、当初の資本金は100万リンギ（約3000万円）。ガムダ完全子会社のSRS（PD）が70％、ペナン州政府系の特別目的会社PIC（PD）が30％を出資する。
　州政府はこの合弁会社に対し、A島造成に関する計画策定や認可受領、資金調達、計画実行などを一任。また設計や造成、インフラ建設などの開発部分については、ガムダが60％を出資するSRSコンソーシアムが主導で行うことを認める。
　同州は、ペナン島南部沖で埋め立てによりA島（930万平方メートル）、B島（566万平方メートル）、C島（323万平方メートル）を造成する計画。ニュー・ストレーツ・タイムズによれば、面積の31.2％を住宅地区、23.2％を工業地区、13.9％を複合開発地区、11.4％をオープンスペースとする。またSRSコンソーシアムが手掛けた「ペナン交通基本計画（PTMP）」では、ペナン島から3つの人工島へ鉄道をつなぐとしている。


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