【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局の発表によると、2022年第3四半期の完成工事高は前年同期比23.2％増の305億1900万リンギ（約9400億円）だった。前年同月を上回るのは2四半期連続。新型コロナウイルスの影響による落ち込みから回復に向かっており、前四半期比では1.9％増だった。
　工事の種類別では、全体の4割弱を占め最大の土木工事が前年同期比14.6％増となり、4四半期ぶりのプラスに転換。ほか、工場や商業施設を含む非住宅建築物は37.7％増と大きく拡大し、住宅建築物は17.8％増だった。資本別の内訳は、民間部門が全体の59.0％を占め、公的部門は41.0％だった。
　完成工事高は、新型コロナ対策の活動制限が強化された21年第3四半期以降に前年割れが続き、22年第1四半期は4四半期ぶりのプラスだった。


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