【亜州ビジネス編集部】国営石油ペトロナス傘下のペトロナス・ケミカルズ・グループ（PCG）はこのほど、廃棄物処理サービスなどを手がける地場アラム・フローラ・エンバイロンメント・ソリューションズと廃プラスチック再生事業で提携すると発表した。

　アラムはポリプロピレン（PP）やポリエチレン（PE）を含む廃プラを提供。ペトロナス・ケミはこれを食品容器などに再生する。アラムは有機ごみも提供し、高品質の肥料開発に向けて研究を行う。

　ペトロナス・ケミは今年、地場の廃棄物処理業者2社と同様の提携を結ぶなど、リサイクル事業に注力。モハメド・ユソフ社長兼最高経営責任者（CEO）は、循環型経済の形成に向けて生産者やエンドユーザー、廃棄物処理業者の参加が増えることが重要で、今回のような提携は重要な一歩になると述べた。


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