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  ニュース     2021/07/12 20:59

マレーシア:5月の鉱工業生産、コロナの反動で26%増 無料記事

【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が12日発表した2021年5月の鉱工業生産指数(IPI)は、前年同月比で26.0%上昇した。プラスは6カ月連続。前年同月に新型コロナウイルス対策の活動制限で落ち込んだ反動があり、各業種とも大幅に伸びた。ただ、前月比では0.3%低下した。

 製造業(前年同月比29.8%上昇)は12カ月のプラスで、7分野すべてが上昇。うち前年同月に新型コロナの影響が他業種に比べ小さかった食品・飲料・たばこ(0.7%上昇)は伸び悩んだものの、他の6分野はいずれも2桁の上昇だった。自動車を含む輸送機器(68.9%増)は大きく伸び、主力の電気・電子製品(21.6%上昇)も拡大が続いている。

 鉱業(20.7%上昇)は2カ月連続で上昇。電力(7.9%上昇)も引き続きプラスだった。

■製造業売上高37%増

 統計局が同日発表した21年5月の製造業売上高は、前年同月比37.2%増の1227億リンギ(約3兆2300億円)だった。増加は12カ月連続。7分野すべてが2桁増となり、木製品・家具・紙製品・印刷(68.1%増)や輸送機器(59.5%増)などの伸びが大きかった。

 製造業の従業員数は2.8%増の223万6459人。支払われた労賃は6.4%増の74億1570万リンギ(1人当たり3316リンギ)だった。


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