【亜州ビジネス編集部】BMWグループ・マレーシアは19日、2020年の販売台数が1万1016台だったと発表した。新型コロナウイルス流行の影響で前年からは4.8％減少したが、高級車市場のシェアは52％でトップだった。

　BMWとミニの自動車と、BMWモトラッドが提供する大型バイクの販売台数を合計したもので、マレーシアには電気自動車（EV）4モデルを含む25モデルを投入。20年の販売台数のうち87％はマレーシア国内で組立生産した。

　ブランド別にみると、BMWの販売は8903台で、高級車市場のシェアは47％でトップ。モデル別ではスポーツ多目的車（SUV）「Xシリーズ」が3200台超で最も多く、小型セダン「3シリーズ」は2500台超、中型セダン「5シリーズ」は1600台超だった。ミニは987台、BMWモトラッドは1126台だった。

　BMWグループ・マレーシアのハラルド・ホエルツ社長は、「現地生産したモデルが初めて販売をけん引した」とコメント。21年はニューノーマル（新常態）に適応しつつ、国内の自動車市場が回復することを望むとしている。


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