ニュース 2022/10/20 20:59
シンガポール:中国のCPTPP申請、加盟国コンセンサスまだ=首相
経済・統計 政策・政治 貿易 シンガポール
【亜州ビジネス編集部】「包括的および先進的環太平洋連携協定(CPTPP=TPP11)」の議長国であるシンガポールのリー・シェンロン首相はこのほど、中国の加入申請について、加盟国のコンセンサスがまだ得られていないことを明らかにした。ただ、中国が条件を満たすことは可能との見解を示している。香港経済日報が19日伝えた。
豪州を訪問中にアルバニージー同国首相との会談で明らかにしたもの。中国のCPTPPへの正式加入には、加盟11カ国の承認が必要となるが、リー首相は「まだコンセンサスは得られていないと思うが、引き続きプロセスを進めていく」と述べた。
中国がCPTPP加入の要件を満たすことができるかどうかについて、豪州はこれより先、「留保」の姿勢を示している。豪州製品に対する制裁措置を解除するよう中国政府に促した。
リー首相は会談で、豪州の立場に理解を示しつつも、中国の加入は望ましいことだとコメント。交渉を通じ、中国が加入条件を満たすことは可能との認識を示した。
CPTPPは現在、日本、シンガポール、ベトナム、マレーシア、ブルネイ、豪州、ニュージーランド、カナダ、メキシコ、チリ、ペルーの11カ国で構成される。中国のほか、英国、台湾、エクアドル、コスタリカも加入を申請済み。元来は「中国封じ込め」を狙いの一つとした枠組みだっただけに、加盟国の間では中国の加入に慎重な声も聞かれる。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
豪州を訪問中にアルバニージー同国首相との会談で明らかにしたもの。中国のCPTPPへの正式加入には、加盟11カ国の承認が必要となるが、リー首相は「まだコンセンサスは得られていないと思うが、引き続きプロセスを進めていく」と述べた。
中国がCPTPP加入の要件を満たすことができるかどうかについて、豪州はこれより先、「留保」の姿勢を示している。豪州製品に対する制裁措置を解除するよう中国政府に促した。
リー首相は会談で、豪州の立場に理解を示しつつも、中国の加入は望ましいことだとコメント。交渉を通じ、中国が加入条件を満たすことは可能との認識を示した。
CPTPPは現在、日本、シンガポール、ベトナム、マレーシア、ブルネイ、豪州、ニュージーランド、カナダ、メキシコ、チリ、ペルーの11カ国で構成される。中国のほか、英国、台湾、エクアドル、コスタリカも加入を申請済み。元来は「中国封じ込め」を狙いの一つとした枠組みだっただけに、加盟国の間では中国の加入に慎重な声も聞かれる。
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