【亜州ビジネス編集部】界面活性剤メーカーの賛宇科技（ザンユ・テクノロジー）は17日、サバ州に油脂化学品工場を建設すると発表した。総額約10億人民元（190億円）を投じる計画。原料のパーム油が豊富なうえ、税制上の利点があることも考慮し、同地での生産を決めた。
　現地子会社を設立し、同州ラハドダトゥのパーム油産業集積地（POIC）に工場を設ける。2期に分けて建設する計画で、最終的な年産能力は55万トンを想定。内訳は◆バイオディーゼル燃料＝20万トン◆脂肪酸メチルエステル＝20万トン◆脂肪族アルコール＝10万トン◆グリセリン＝5万トン――とする。第1期の工期は24カ月で、完成後に第2期に着手する。


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