【亜州ビジネス編集部】政府は今年、インフレ抑制に向け773億リンギ（約2兆2670億円）を割り当てる。財務省が25日発表したもので、インフレ対策費としては過去最大規模。補助金や給付金の形で拠出する。ロイター通信などが伝えた。

　510億リンギは燃料や電気、食品など値上がりが激しい商品への補助金に充てる。117億リンギは現金給付、146億リンギはその他の抑制策に充てる。

　5月の消費者物価指数（CPI）上昇率は前年同月比2.8％と2カ月連続でプラス。食品類は5.2％で、2011年11月以降で最も高かった。ウクライナ危機やそれに伴うコモディティー価格の上昇などが背景にある。


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