【亜州ビジネス編集部】サラワク州のアバン・ジョハリ州首相は、米国企業が州内でメタノール工場の建設を計画していると明らかにした。総投資額は10億リンギ（約287億円）。企業名など詳細は明らかにしていない。国営ベルナマ通信が22日付で伝えた。
　主要都市のビントゥルに近いタンジュンキドゥロンに建設する。工期を2期に分け、第1期には2億リンギ、第2期には8億リンギを投じる。2027年までに完成させる予定で、同州首相は、この米国企業から28年以降の投資案件についても提案を受けていると話した。
　州政府は、タンジュンキドゥロンに他企業からの投資も呼び込み、石油化学の一大ハブとしたい考え。同州首相は、複数の企業から水素生産プラントの建設についても提案を受けていると話している。


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