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  ニュース     2021/03/14 20:59

マレーシア:1月の流通業売上高2.7%減、自動車が前年割れに 無料記事

【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が12日発表した2021年1月の流通業売上高は、前年同月比2.7%減の1116億6900万リンギ(約2兆9500億円)だった。減少は4カ月連続。前月に需要の先食いがあった自動車が7カ月ぶりに落ち込み、全体を押し下げた。新型コロナウイルスの再拡大で活動制限が厳格化された影響もあったとみられる。
 売上高の内訳は、◆卸売り=0.4%減の554億1480万リンギ◆小売り=2.5%減の456億2900万リンギ◆自動車販売=13.8%減の106億2520万リンギ――。自動車は、減免税措置が終了予定だった前月に駆け込み需要で7.4%増と伸びた反動があった。なお、減免税措置は6月末までの延長が決まっている。卸売りのマイナスは11カ月連続、小売りは4カ月連続。新型コロナ対策の緊急事態宣言が発令される中、小売りは減少幅が拡大した。
 1月の流通業販売量指数の上昇率(前年同月比)はマイナス2.9%。業態別では◆卸売り=マイナス0.1%◆小売り=マイナス3.2%◆自動車販売=マイナス13.1%――だった。卸売りは11カ月連続のマイナスだが、前月から下げ幅が縮小。小売りのマイナスは4カ月連続、自動車は7カ月ぶりとなる。


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