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  ニュース     2021/03/07 22:52

マレーシア:20年のゴム製品輸出8割増、コロナで手袋需要拡大 無料記事

【亜州ビジネス編集部】マレーシアゴム評議会(MRC)は、2020年のゴム製品輸出額が前年比76%増の409億6000万リンギ(約1兆800億円)だったと発表した。新型コロナウイルス流行で国内外の経済が停滞したものの、感染予防に使われるゴム手袋などゴム製品の需要が急拡大し、初めて400億リンギを突破した。

 ゴム手袋やカテーテルを含むラテックス製品の輸出が95%増と、大きく拡大。ゴム製品輸出に占める割合は90%に上り、前年の81%から上昇した。ゴム手袋の輸出額は353億リンギで、前年から103%増加。世界のゴム手袋市場に占めるマレーシアの割合は68%に上った。

 ゴム製品全体の輸出額は国・地域別で、米国が72億5000万リンギで最大。前年から79%増加した。また欧州連合(EU)向けは101%増、日本向けは64%増、英国向けは157%増と大きく拡大した。

 ゴム業界は20年、マレーシアの国内総生産(GDP)の5%に貢献した。ただ、MRCは、21年下半期には拡大ペースが弱まると予測。新型コロナワクチンの普及拡大で手袋などの需要が停滞するとみている。


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