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  ニュース     2020/11/09 20:59

マレーシア:9月の鉱工業生産1%増、3カ月連続でプラス 無料記事

【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局が9日発表した2020年9月の鉱工業生産指数(IPI)は、前年同月比で1.0%上昇した。電気・電子製品の輸出や自動車の国内販売の伸びを背景に、3カ月連続でプラス成長。製造業(4.3%上昇)は伸びが加速した。
 製造業の指数上昇は4カ月連続。一方で電力(2.1%低下)と鉱業(9.6%低下)は下げ幅が拡大しており、鉱業は原油、天然ガスとも前月を上回る落ち込みだった。
 製造業では7分野のうち5分野でプラス。9月の輸出が3割増だった電気・電子製品(9.8%上昇)や、減税効果で販売が伸びている自動車など輸送機器・その他(4.5%上昇)などで上昇が加速した。
■製造業売上高4%増
 統計局が同日発表した20年9月の製造業売上高は、前年同月比3.7%増の1212億2000万リンギ(約3兆400億円)だった。増加は4カ月連続。7分野のうち前月と同じ3分野がプラスだった。輸送機器・その他(14.3%増)と食品・飲料・たばこ(14.2%増)は4カ月連続で2桁増を記録。電気・電子製品(7.2%増)を含め、プラスの3分野はいずれも前月を上回る伸びだった。
 製造業の従業員数は2.3%減の219万7970人。支払われた労賃は1.7%減の72億1700万リンギ(1人当たり3283リンギ)だった。


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