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  ニュース     2020/02/18 20:59

マレーシア:農園ゲンティン、米社とのバイオ燃料合弁を解消 無料記事

 アブラヤシ農園大手のゲンティン・プランテーションズ(GENP)は、サバ州でバイオディーゼル燃料(BDF)工場を操業する合弁会社を完全子会社化すると発表した。合弁先である米エレバンス・リニューアブル・サイエンシズ(ERS)のシンガポール子会社から株式25%を7200万リンギ(約19億円)で取得することで合意した。3月末までに手続きを終える。
 合弁会社は2014年設立で、GENPが75%、ERSシンガポールが25%を出資。サバ州ラハドダトゥのパーム油産業集積地(POIC)で2805万米ドルを投じ、年産能力20万トンのBDF工場を建設した。製造にはエレバンスのメタセシス技術を使用している。
 GENPは商品を多角化して収入源を増やす戦略のもと、同工場を建設。今後はエレバンス以外の企業と提携し、新商品の製造に乗り出すことも検討する。
 エレバンスは経営再建中で、サバ州工場への追加出資は難しいとGENPに通達。これを受け、GENPがエレバンスの保有株式を買い取ることで合意した。エレバンスは資金を引き揚げるものの、メタセシス技術のライセンス付与を継続するとしている。


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