【亜州ビジネス編集部】電子機器受託製造サービス（EMS）などを手掛ける台湾系PIEインダストリアルは、ペナン州で生産能力を増強する。総額6000万リンギ（約18億1000万円）を投じて工場2カ所を改修・改装する計画。ビッグデータ関連や医療機器向けにボックスビルド（完成品組立）製品の生産を強化する。スターが伝えた。
　これまで他社に貸し出していた工場の改修・改装には2000万リンギを投入。第4四半期にも稼働させる。また、2年前に買収した別の工場を4000万リンギで改修・改装し、2025年初めに操業を開始する。ボックスビルド製品の供給先については、新規顧客との交渉を進めている段階としている。
　同社の2022年の売上高は11億6000万リンギだった。23年は高速通信規格「5G」や自動車向けの販売増に期待できるとしている。タイで電線・ケーブルを生産しており、電気自動車（EV）向けの受注も見込む。


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