【亜州ビジネス編集部】自動車部品メーカーのEPマニュファクチャリング（EPMB）は28日、中国の小型電気自動車（EV）「凌宝BOX（LINGBOX）」を販売すると発表した。マレーシアとインドネシアで独占的に組立生産・販売する権利を得た。手頃な価格のEVを販売し、拡大する需要を取り込む。

　EPは子会社のEP4ホイーラー（EP4W）を通じて、自動車開発・生産の厦門清研海龍汽車科技など同モデルの商標権を持つ中国企業2社と契約を交わした。「LINGBOX」またはEPの独自ブランドで販売する。EPは電動バイクの組立生産・販売を計画しているが、電動の四輪車の販売は初めてになるという。中国では、2019年創業の新興EVメーカー、吉麦新能源車業が同モデルを生産販売している。

　EPは来年3月にも電動バイクの組立生産を開始する計画。中国「ブルーシャーク（藍鯊）」ブランドの車両を投入する。また、EV事業では、米国に本社を置くSAEANグループ（新安集団）と今年10月に覚書を締結。小型EVの共同開発・生産に向けた準備を進めている。


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