【亜州ビジネス編集部】マレーシア統計局の発表によると、2022年第4四半期の完成工事高は前年同期比15.7％増の319億7367万リンギ（約9800億円）だった。前年同期を上回るのは3四半期連続。前四半期比でも4.8％増え、新型コロナウイルスの影響が本格的に出始めた20年第2四半期以降で最高額となった。
　工事の種類別では、全体の4割弱を占め最大の土木工事が前年同期比20.8％増となり、2四半期連続でプラス。ほか、工場や商業施設を含む非住宅建築物は19.0％増、住宅建築物は5.3％増だった。資本別の内訳は、民間部門が全体の62.6％を占め、公的部門は37.4％だった。
　2022年の完成工事高は前年比8.8％増の1218億8932万リンギで、3年ぶりのプラス成長となった。ただ、新型コロナ前の19年を2割近く下回る水準にとどまっている。


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