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  ニュース     2021/02/07 21:33

シンガポール:12月の小売売上高4%減、落ち込みが加速 無料記事

【亜州ビジネス編集部】シンガポール統計局が5日発表した2020年12月の小売業売上高指数(名目、17年=100)は104.5となり、前年同月比で3.6%下落した。指数の下落は23カ月連続。下げ幅は前月(1.7%下落)から拡大した。
 14業種のうち前月と同じ8業種がマイナス。下げ幅は医薬・洗面・化粧品(35.4%下落)が最も大きく、前月にやや改善していた反動とみられる。ほかに観光客の減少で苦戦を強いられている百貨店(28.7%下落)や衣類・履物(22.8%下落)も大きく落ち込んだ。
 一方、前月に新型スマートフォンの発売で急伸したコンピューター・通信機器(24.8%上昇)は、2カ月連続で20%を超える上昇。また、在宅勤務需要でネット通販が好調な家具・住宅設備(20.8%上昇)や、スーパーマーケット・ハイパーマーケット(25.3%上昇)も伸びが大きかった。
 12月の小売売上高(推計)は3.6%減の40億2800万シンガポールドル(約31800億円)。うちネット通販が占める割合は11.0%で、前月の14.3%から低下した。食品飲料サービス売上高(推計)は16.5%減の8億シンガポールドルだった。


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