【亜州ビジネス編集部】ダイハツなどが出資する国産車メーカーのプロドゥアは5日、2022年の販売台数が前年比48.2％増の28万2019台だったと発表した。前年を上回るのは3年ぶりで、台数は過去最高を更新。21年末の洪水や22年半ばの半導体不足の影響などで生産が落ち込んだ時期もあったが、新型コロナウイルス流行からの回復を追い風に大幅増となった。
　販売目標の24万8700台を大きく上回った。また、これまで過去最高だった19年の24万341台は17.3％上回った。
　22年の生産台数は49.5％増の28万9054台。アフターサービスの取り扱い台数は260万台で、前年から3割増えた。
　ザイナル・アビディン・アフマド社長兼最高経営責任者（CEO）は、洪水や新型コロナ流行、労働力不足、原料価格の上昇など22年は多くの課題に見舞われたと振り返った。ただ顧客の期待に応えるため、パートナー企業と一丸となって生産やサービス提供に取り組んだ結果、過去最高の販売を達成できたとしている。
　同社長兼CEOは、23年はまず22年6月末までに受注して販売サービス税（SST）減免対象となる車両の納車を優先すると説明。新モデルの投入や新技術の導入も引き続き進めるとしている。なお23年の目標については1月中に発表するとしている。


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