【亜州ビジネス編集部】コングロマリット（複合企業）大手サイムダービーは、電気自動車（EV）の充電ソリューションを提供するスペインのウォールボックスと提携した。国営ベルナマ通信が1日付で伝えた。
　傘下で電気エンジニアリングを手がけるメコム・マレーシアを通じて事業を行う。ウォールボックスが持つ交流の充電技術を採用。EV充電所の整備を図るサイムダービーの自動車部門サイムダービー・モーターズ（SDM）に提供するほか、アジア太平洋地域での売り込みも目指す。
　SDMはマレーシア全土にEV充電所を整備する方針。充電所網の拡充や充電コストの低減に向けた取り組みを始めるため、昨年末には国営電力テナガ・ナショナル（TNB）と提携を結んだ。
　ウォールボックスは2015年にバルセロナで設立。EV向けの普通充電や急速充電のソリューションを開発しており、9カ国に事務所を構えて80カ国で事業展開している。


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