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  ニュース     2021/11/04 20:58

マレーシア:国産車プロトンの10月販売、前月比で3割増 無料記事

【亜州ビジネス編集部】DRBハイコム傘下の国産車メーカー、プロトンは3日、2021年10月の販売台数が前月比28.7%増の1万3362台に上ったと発表した。6月に始まった全国的な活動制限令(MCO)が徐々に緩和されていることが背景にある。前年同月比には言及していないが、20年10月の発表データから算出すると17.3%増だった。
 モデル別で販売台数が最も多かったのは、Aセグメントのセダン「サガ」の5107台。これにBセグメントのスポーツ多目的車(SUV)「X50」が3839台、CセグメントのSUV「X70」が2165台で続いた。一方、Bセグメントセダン「ペルソナ」は1393台、小型ハッチバック「アイリス」は497台と低調で、同社は半導体不足が生産に影響したと説明した。
 1〜10月の販売台数は8万6379台で、前年同期を1.6%上回った。市場全体が4.7%減となる中で健闘。市場シェアは22.7%と、前年同期から1.4ポイント上昇した。
 国内では6月から全国的なロックダウン(都市封鎖)措置がとられ、自動車の生産・販売に影響した。8月半ばから徐々に規制が緩和され、10月からは州をまたぐ移動の規制も撤廃される中、自動車販売が上向いている。
 販売会社プロトン・エダルのロスラン・アブドゥラ最高経営責任者(CEO)は、消費者の購買意欲が戻ってきており、この傾向は年内続くとコメント。また政府が自動車に対する販売サービス(SST)の減免措置を半年延長して22年6月末までとしたことで、納車が22年になった場合でも恩恵を受けられるようになったことは大きいとしている。


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