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  ニュース     2020/08/05 20:59

シンガポール:6月の小売売上高28%減、営業制限緩和で下げ縮小 無料記事

【亜州ビジネス編集部】シンガポール統計局が5日発表した2020年6月の小売業売上高指数(名目、17年=100)は66.3となり、前年同月比で27.8%下落した。指数の下落は17カ月連続。新型コロナウイルス流行の影響で大幅減が続いているものの、小売店の営業規制が緩和されたことで下げ幅は前月(52.0%下落)から改善した。
 14業種のうち指数が上昇したのは3業種。うち必需品を販売するスーパーマーケット・ハイパーマーケット(43.4%上昇)とミニマート・コンビニエンスストア(8.7%上昇)は上昇が続いている。また、コンピューター・通信機器(20.9%上昇)は在宅勤務の増加で需要が伸びた。一方、衣類・履物(63.4%下落)と百貨店(69.5%下落)は引き続き6割を超える下落。外国人観光客の入国禁止で苦戦を強いられている。
 6月の小売売上高(推計)は27.8%減の25億5500万シンガポールドル(約1970億円)。過去約7年で最低だった前月との比較では41.6%増えた。うちネット通販が占める割合は18.1%。実店舗の再開を受け、前月の24.5%から低下した。食品飲料サービス売上高(推計)は43.5%減の4億9600万シンガポールドルだった。


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