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  ニュース     2020/11/01 21:27

シンガポール:9月の失業率3.6%に悪化、就業者2.7万人減 無料記事

【亜州ビジネス編集部】人材開発省(MOM)の10月30日発表によると、2020年9月の失業率(速報値、季節調節済み)は3.6%だった。新型コロナウイルス流行の影響で6月から0.8ポイント上昇。重症急性呼吸器症候群(SARS)流行後の04年6月以来の高水準となった。ただ、第3四半期中の外国人メイドを除く就業者の減少数は2万6900人にとどまり、過去最悪だった前四半期の10万3800人を下回った。
 就業者数はサービス業で5000人増と、2四半期ぶりのプラスに転じている。一方、製造業は1万4800人減、建設業は1万7100人減と、いずれも前四半期を上回る落ち込だった。9月時点の就業者数は336万6000人。年初からの累計では15万6400人減ったことになる。
 失業率はシンガポール人と永住権(PR)保持者に限ると4.7%、シンガポール人限定では4.9%。ともに近年にない高水準となった。
 雇用統計は3カ月ごとに集計される。全体の失業率は09年9月に一時3.3%まで上昇した後、10年3月〜19年6月は1.8〜2.2%の範囲で推移。19年9月と12月は2.3%、20年3月は2.4%、6月は2.8%に上昇していた。


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