【亜州ビジネス編集部】DRBハイコム傘下の国産車メーカーであるプロトンは2日、2020年10月の販売台数が前年同月比20.0％増の1万1392台だったと発表した。前月から4.6％減少したものの、乗用車の販売サービス税（SST）が6月から減免されたことで高い水準にある。
　車種別では、Cセグメントスポーツ多目的車（SUV）「X70」が2216台、Bセグメントセダン「ペルソナ」が2360台、Cセグメント多目的車（MPV）「イグゾラ」が580台で、それぞれの部門でトップシェアだった。
　1〜10月の販売は8万4999台。活動制限令（MCO）の影響で3〜5月に大きく落ち込んだものの、10カ月では前年同期を6.2％上回った。市場シェアは21.3％となっている。
　プロトンは声明で、各社が新モデルを相次ぎ投入する中、10月の国内新車市場は年初来で最高の5万7000台に達するなど活況になっていると説明。ただ首都圏やマレーシア東部で10月半ば以降に活動制限が再び厳格化された影響で、販売が落ち込んだ地域もあったとした。
　一方、同社のSUVで2モデル目となる「X50」の発売を前に買い控える動きもあったと説明。10月27日の発売時点で2万7400台の予約が入り、11月2日までに447台を納車したとしている。


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