ベトナム水産輸出加工協会（VASEP）は、2019年のエビ輸出目標を前年比12.7％増の40億米ドルに設定した。年内の発効が見込まれる欧州連合（EU）・ベトナム自由貿易協定（EVFTA）が実現すれば、年10億米ドルの輸出押し上げ効果があると期待している。ベトナムプラスが伝えた。
　18年の輸出額は35億米ドルで、前年から7.8％減少した。欧州や日本、韓国で在庫がかさんだほか、消費大国である米国とカナダの需要が低下したことが原因。またインドやタイ、インドネシアなどエビ生産国の供給が増えたことで、昨年末にかけて価格が落ち込んでいた。
　18年の最大の輸出先は欧州で、2.8％減の8億3830万米ドル。ほか中国向けが28％減、日本向けが9.2％減、米国向けが2.8％減と落ち込んでいる。


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