ニュース 2020/01/31 20:59
フィリピン:レンゴー、タイSCCの段ボール原紙子会社に資本参加
日系企業 その他製造 フィリピン タイ
レンゴーは1月31日、ルソン島のブラカン州で段ボール原紙を生産するタイ素材最大手サイアム・セメントの子会社に25%出資すると発表した。市場の成長が見込まれるフィリピンで事業拡大を図る。将来は同国の段ボール事業に進出する可能性も視野に入れている。
ユナイテッド・パルプ・アンド・ペーパー(UPPC)の増資を引き受ける。3月までに株式を取得する予定。SCCの出資比率は74.7%に下がる。
UPPCはカルンピット市で抄紙機2台を備えた工場を操業。段ボール原紙の年産能力は23万トンに上り、生産量はフィリピン国内でトップという。2018年の売上高は65億ペソ(約140億円)だった。
現在は3台目の抄紙機の建設を進めており、今年末の稼働開始を予定。完成後の年産能力は45万トンに倍増する。SCCは先に、土木工事や機械購入などに約51億1500万バーツ(約180億円)を投じると表明していた。生産増強により、インターネット通販の拡大に伴う同国内の需要増に対応する。SCCによると、同国の包装材市場は約100万トンで、年率5%の成長が見込まれている。
レンゴーとサイアム・セメントは、タイやベトナムなどでも合弁事業を展開している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
ユナイテッド・パルプ・アンド・ペーパー(UPPC)の増資を引き受ける。3月までに株式を取得する予定。SCCの出資比率は74.7%に下がる。
UPPCはカルンピット市で抄紙機2台を備えた工場を操業。段ボール原紙の年産能力は23万トンに上り、生産量はフィリピン国内でトップという。2018年の売上高は65億ペソ(約140億円)だった。
現在は3台目の抄紙機の建設を進めており、今年末の稼働開始を予定。完成後の年産能力は45万トンに倍増する。SCCは先に、土木工事や機械購入などに約51億1500万バーツ(約180億円)を投じると表明していた。生産増強により、インターネット通販の拡大に伴う同国内の需要増に対応する。SCCによると、同国の包装材市場は約100万トンで、年率5%の成長が見込まれている。
レンゴーとサイアム・セメントは、タイやベトナムなどでも合弁事業を展開している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。