アジア開発銀行（ADB）は、タイの独立系発電事業者（IPP）であるガルフ・エナジー・デベロップメントが南部タイニン省で計画している太陽光発電所の建設に3780万米ドルを融資することで契約を交わした。

　ガルフは90％出資するTTCエナジー・デベロップメント・インベストメントを通じて、ホーチミン市から北西に約50キロメートルの場所に発電所を建設する。出力は50メガワット（MW）で、年内の完成を予定。再生可能エネルギーを利用して発電することで、年間2万9760トンの二酸化炭素（CO2）排出を抑えられるとしている。

　現地報道によると、国内では太陽光発電所が91カ所稼働しており、総出力は4550MW。ほとんどがベトナム電力グループ（EVN）への売電で優遇レートが適用される昨年6月末までに国家送電線網に接続した。


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