ベトナム自動車工業会（VAMA）が発表した2019年10月の国内新車販売台数（VAMA非加盟企業を含む）は、前年同月比0.3％増の2万8948台だった。前月比では4.3％増えた。
　内訳は乗用車が前年同月比0.5％減の2万1355台、商用車が2.3％増の7228台など。国内生産車の販売は7.8％減の1万6406台。一方、輸入車は11.5％増の1万2542台だった。
　VAMA会員企業の販売台数は2万7419台。前年同月比で2.7％減、前月比では1.3％増だった。ブランド別ではトヨタが前年同月比14.4％減の7216台でトップ。これに三菱自動車が181.9％増の3566台、フォードが20.9％増の3114台、ホンダが12.0％減の3058台、起亜が1.0％増の2683台、マツダが13.9％減の2515台で続いた。マツダ車や起亜車、プジョー車の組立生産を行う地場チュオンハイ自動車（THACO）の販売台数は合計で6.3％減の7658台だった。
■年間記録を更新も
　1〜10月の新車販売台数はVAMA非加盟企業を含む全体で25万9282台となり、前年同期から16.0％増加。このペースが続けば、通年では前年の約29万台だけでなく、過去最高だった16年の30万4427台を超える可能性もある。
　内訳をみると、乗用車が25.8％増の19万49台、商用車が2.4％減の6万4751台など。また国内生産車は12.4％減の15万3144台だったものの、輸入車は118.1％増の10万6138台と大幅に伸びた。18年は年初から乗用車の輸入手続きが厳格化されたことで輸入車の販売が停滞しており、この反動で大幅増となった。
　VAMA加盟企業の販売台数は24万6624台で14.9％増えた。ブランド別ではトヨタが29.5％増の6万4021台でトップ。これにマツダが3.5％増の2万7084台、ホンダが28.5％増の2万7050台、フォードが54.1％増の2万6518台、起亜が1.9％増の2万3764台、三菱自が249.8％増の2万3015台で続いた。THACOは5.7％減の7万4826台だった。


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