マレーシア統計局は11日、2019年第3四半期の完成工事高が前年同期比0.6％減の361億リンギ（約9510億円）だったと発表した。減少は11年第2四半期以来、約8年ぶりとなる。

　完工高の内訳を資本別にみると、民間部門が196億リンギで全体の54.3％、公的部門が165億リンギで45.7％を占めた。

　工事の種類別では全体の46.1％を占める土木工事が7.5％増えたものの、4分の1ずつを占める住宅建築物が2.7％減、非住宅建築物が11.6％減と落ち込んだ。

　完成工事高は17年第2四半期に11.2％増を記録した後、19年第2四半期の0.8％増まで連続して伸びが減速していた。


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