タイ商工会議所大学の5日発表によると、2020年1月の消費者信頼感指数（100以上が好感）は67.3となり、前月の68.3を下回った。11カ月連続で低下し、指数は過去5年9カ月で最低。消費者景気信頼感指数は54.9と、前月の56.0から悪化した。
　同大学は指数下落の要因として、◆中国を中心とした新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念が広がっていること◆財務省財政経済事務局が20年の国内総生産（GDP）成長率予測を前年比3.3％から2.8％に下方修正したこと◆12月の輸出額が前年同月比1.3％減、19年通年が前年比2.7％減と落ち込んだこと◆20年度予算の成立が遅れていること◆干ばつや大気汚染が懸念されること――などを挙げた。一方、プラス要因として、ガソリン小売価格の低下などを挙げた。
　今回の調査対象は全国の消費者2247人。指数は「良い、良くなった」と回答した人の割合から「悪い、悪くなった」と回答した人の割合を差し引き、100を足した値。


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