住江織物（本社：大阪市中央区）は、北部ハナム省に100％出資の現地法人を設立したと発表した。同社がベトナムに法人を設立するのは初めて。生産供給体制を強化する一環で、電気カーペットや電気毛布などの繊維系暖房商材を製造する。

　現法の名称はスミノエ・テキスタイル・ベトナムで、資本金は190万米ドル。ドンバン第3工業団地に工場を建設する。

　機能資材事業のコア事業である電気カーペットは現在、中国蘇州に生産拠点があるが、ベトナムに工場を建設して生産供給体制を強化する。住江織物はこれで7カ国、14拠点で事業を展開。東南アジアにはタイとインドネシアに拠点があり、他地域では中国やインド、米国、メキシコにも進出している。


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