ストレーツ・タイムズは調査会社の独スタティスタと共同でまとめた、急速な成長を続けた企業のリストをまとめた。乗用車販売、金属回収など従来型産業部門の企業も含まれるが、ほかの同部門の企業との違いは技術の採用で、革新的手法を取り入れることで成長を達成した。2016年から19年までの年商の増加率で順位付けした。

　売上高が16年は15万シンガポールドル（約1174万円）以上、19年は150万シンガポールドル以上が条件で、75社がランキング入りした。調査は今回が3回目。

　1位は中古車マーケットを運営するカーロで、年商増加率は422％。ローン提供、修理工場運営も行っている。

　スタティスタ幹部のクラーク氏は「伝統的産業部門で創造的な経営手法を取り入れた企業が成長する。順位表は、暗いニュースが世間を覆う中にあって、情熱的、積極的ビジネス談を提供するもの」とコメントした。

　2位はオンライン商店開設・管理など電子商取引ソリューションのSCIイーコマース（成長率は年323％）で、ショッピー、ラザダなどがパートナー。

　3位は、これも電子商取引関連のロードブル・ロジスティクス（244％）。4位は貨物配送のニンジャ・バン（205％）。自動化システムの採用で、臨時職員を増員せず貨物量の増加に対応した。扱い貨物はウイルス禍発生後、3倍に増加した。

　ほかに、ホテル管理・予約プラットフォームのレッドドアーズ、貴金属リサイクルのBRメタルズ、決済支援サービスのコーダ・ペイメントなどが10位入りした。

（提供：AsiaX　http://www.asiax.biz）


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