財務省は、貿易赤字の削減を目的として昨年9月に実施した1147品目に対する関税引き上げについて、見直しを図る方針だ。スリ・ムルヤニ・インドラワティ財務相が明らかにしたもので、関税引き上げにより一部のサプライチェーンに影響が出ていることが理由としている。ジャカルタポストが19日付で伝えた。
　インドワラティ大臣は、貿易赤字を抑制するため、国内生産できる品目については輸入関税を引き上げたが、逆に輸出産業のサプライチェーンに打撃を与えていると現状を話した。ある関係者は、輸入関税を引き上げたことで、一部品目の輸出で競争力が失われていると話した。
　財務省は昨年9月5日、シャンプーや石けんなどパーソナルケア用品215品目の輸入関税を従来の2.5％から10％に引き上げた。スーパーカーなど210品目は7.5％から10％に、その他スピーカーなど719品目については2.5％から7.5％に引き上げている。


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