自動車部品大手タイ・サミット・グループ傘下で金属部品などを生産するタイ・サミット・レムチャバン・オートパーツは、2カ月間にわたって生産を休止する。顧客が一時的に生産を停止し、受注が減ったことが理由と説明した。24日付バンコクポストなどが伝えた。

　今月26日から12月25日まで工場の操業を停止する。労働保護法に従い、期間中は従業員に賃金の75％を支払う。

　タイでは完成車輸出や国内販売がここ数カ月落ち込んでおり、タイ工業連盟（FTI）は先週、今年の生産台数見通しを年初時点の215万台から200万台に引き下げた。昨年の216万7694台に比べて8％少ない水準となる。

　米ゼネラル・モーターズ（GM）の現地法人は8月、東部ラヨン県の工場で従業員の15％に当たる300人超を解雇。ほかに自動車部品メーカーの仏ヴァレオの現地法人は、早期退職制度の募集を開始したという。

　タイ・サミット・グループは工場26カ所を運営している。


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