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  ニュース     2020/01/22 20:59

ベトナム:風力発電所の建設相次ぐ、南部チャビン省で 無料記事

 南部メコンデルタ地方のチャビン省で、風力発電所建設が盛んになっている。省人民委員会が優遇措置を設けていることが主因。投資認可額は42兆ドン(約2000億円)に上っている。ベトナムニュースが20日付で伝えた。
 大型案件の一つは、地場チュオンタイン・ベトナムがタイのスームサン・パワー・コーポレーション(SSP)と共同で行う出力48メガワット(MW)の発電所で、投資額は2兆2300億ドン。昨年9月に1220万平方メートルの敷地で着工した。今年10月までに稼働を開始する。
 地場の電気冷蔵エンジニアリング(REE)も1兆2200億ドンを投じ、出力48MWの発電所を昨年10月に着工。ノース・インベストメント建設開発とフンバク・エネルギーも7兆1700億ドンを投じて発電所を建設することで覚書を交わすなど、大型の風力発電事業が目白押しとなっている。
 チャビン省はホーチミン市に近く、65キロメートルの海岸線を持ち、風力発電に適した場所とされる。昨年の域内総生産(GRDP)は前年から14.85%増加し、メコンデルタ地方の省市では最も高い伸びを示した。


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