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  ニュース     2020/12/29 20:54

シンガポール:1〜10月の外国人入国者は83%減の270万人 無料記事

 シンガポール政府観光局(STB)の最新統計によると、1〜10月の外国人入国者は前年同期比83%減の270万人だった。1〜6月の観光収入は同67.6%減の33億シンガポールドル(約2571億円)で、多くはウイルス禍に関する規制が導入される前の期間の稼ぎだった。
 最初の規制は2月1日で、当局は中国本土滞在歴のある旅行者の入国、乗り継ぎを禁止。3月20日にはすべての入国者に14日間の自宅待機を義務付けた。同23日には短期滞在目的の旅行者の入国・乗り継ぎを禁止した。この後は緩和を開始し、6月8日、中国の5主要都市との必須人材の往来を許可。7月3日以降は国内旅行者のホテル宿泊を許可するステイケーションを導入。10月1日からは参加者250人までのビジネスイベントの試験開催を許可した。
 1〜10月の国別入国者は、インドネシアが45万人、中国が約34.6万人、豪州が約20万人。ホテルの客室収入は前年同期比70%減の10億3000万シンガポールドル。平均稼働率は55.9%に31.3ポイント下がった。
 平均客室料金は30.6%下落の14シンガポールドルで、1室当たり平均客室収入は55.5%減の81シンガポールドルだった。
 平均客室料金は、エコノミーホテルが68.8シンガポールドル、中級が116.3シンガポールドル、上級が203.9シンガポールドル、豪華ホテルが361.8シンガポールドル。
 STBによると、今年中頃から国境は徐々に開放されているが、レジャー目的の外国人の大量入国は当分見込めず、21年も入国者数、観光収入は低迷を続ける見通しだという。
(提供:AsiaX http://www.asiax.biz


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