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  ニュース     2020/07/08 20:59

ベトナム:国産車の売れ行き好調、登録料半額で 無料記事

 国内生産車の売れ行きが伸びている。政府が6月末から年末まで国産車の自動車登録料を半額にしたためで、ディーラーからは、半額後に販売が20%伸びたとの声が上がっている。ベトナムニュースが7日付で伝えた。

 新型コロナウイルス流行で打撃を受けた国内メーカーを救済すべく、政府が6月28日から12月31日まで国産車の登録料を半額とした。登録料は地域によって異なり、9席以下の乗用車については従来、車体価格の10〜12%に設定。半額になった後は、例えば国内で最も売れているトヨタの小型セダン「ヴィオス」で3420万ドン(約15万8000円)ほど減額された。高級車の場合はさらに下げ幅が大きく、国内で唯一高級車を製造するメルセデス・ベンツの場合、セダン「S450L」の登録料は最大で3億ドン近く下がった。

 こうした中、消費者の購入マインドは上昇。数日前に国産車を購入したハノイ在住のグエン・ティ・トゥイさんは、「予算の都合から中古車の購入を検討していたが、国産車の登録料が4000万ドン下がったことで新車を購入できた」と話した。

 業界関係者らは、年内は国産車の販売が伸びると予想。ただ登録料半額が終わった後に販売が大きく落ち込まないようメーカーは対策を練る必要もあるとしている。

 ベトナム自動車工業会(VAMA)によれば、2020年1〜5月の新車販売台数は8万3181台で、前年同期から34.4%減少。国産車の販売は31.7%減の5万1669台、輸入車は38.4%減の3万1512台と大幅に落ち込んでいる。


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