ニュース 2020/12/23 21:50
シンガポール:11月の消費者物価0.1%低下、マイナス傾向続く
経済・統計 インフレ率 シンガポール
【亜州ビジネス編集部】シンガポール統計局が23日発表した2020年11月の消費者物価指数(CPI)上昇率は、前年同月比でマイナス0.1%だった。前年割れは3月(マイナス0.04%)から9カ月連続。ただ、下げ幅は前月(マイナス0.2%)を下回った。電気・ガス(マイナス6.8%)の下げ幅縮小や食品(プラス1.8%)の値上がり加速などが、指数全体の落ち込みを抑える要因となった。民間道路輸送(マイナス1.3%)と住居(0.3%)を除くコア指数はマイナス0.1%だった。
電気・ガスは小規模世帯向けの料金抑制策が10月で終了。食品は非調理食品などの値上がりが顕著だった。他の項目では、通信機器(マイナス3.1%)の下げ幅が前月(マイナス11.3%)から縮小。一方、通信サービス(プラス1.1%)は伸びが減速した。
MASと貿易産業省は今後の見通しについて、労働市況の悪化が賃金、生産コストの上昇圧力を抑える要因になると指摘。ただ、サービス需要の回復などによって21年はコア指数が緩やかな上昇に転じるとの見方を示した。20年と21年の上昇率予測は、いずれも前月から据え置き。20年はCPI全体、コア指数とも前年比マイナス0.5〜0.0%、21年はCPI全体がマイナス0.5〜プラス0.5%、コア指数が0.0〜プラス1.0%とみている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
電気・ガスは小規模世帯向けの料金抑制策が10月で終了。食品は非調理食品などの値上がりが顕著だった。他の項目では、通信機器(マイナス3.1%)の下げ幅が前月(マイナス11.3%)から縮小。一方、通信サービス(プラス1.1%)は伸びが減速した。
MASと貿易産業省は今後の見通しについて、労働市況の悪化が賃金、生産コストの上昇圧力を抑える要因になると指摘。ただ、サービス需要の回復などによって21年はコア指数が緩やかな上昇に転じるとの見方を示した。20年と21年の上昇率予測は、いずれも前月から据え置き。20年はCPI全体、コア指数とも前年比マイナス0.5〜0.0%、21年はCPI全体がマイナス0.5〜プラス0.5%、コア指数が0.0〜プラス1.0%とみている。
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