ニュース 2019/04/15 20:59
ベトナム:今年の融資伸び率、14%以下に抑制=中銀
銀行 ベトナム
ベトナム中央銀行は、今年の銀行融資伸び率を14%以下に抑える方針を示した。2014年以降で最低だった昨年と同水準の伸びにとどめる。とりわけ資本市場に向かう中長期融資を抑制する構えとしている。ベトナムニュースが13日付で伝えた。
中銀は今年、銀行ごとに融資伸び率の上限を定める。銀行の自己資本比率や流動性比率に関する国際基準「バーゼル2」をクリアした銀行については最大15%、それ以外の銀行については最大12%とする。また各行の流動資産額に対する中長期融資残高の割合を昨年の最大45%から同40%に低めるとしている。
中銀の融資伸び率目標が前年を下回るのは、これで2年連続となる。ある専門家は背景として、中銀が商業銀行に求める役割が変わってきたためと説明する。以前はベトナムの株式市場を含めた金融システムが未熟で、資本市場へ向かう中長期的な資金も銀行が融通していたと指摘。ただ金融システムの発展に伴い、中銀は商業銀行に対して、主に企業や家計の短期資金を貸し出すことを求めるようになったと説明している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中銀は今年、銀行ごとに融資伸び率の上限を定める。銀行の自己資本比率や流動性比率に関する国際基準「バーゼル2」をクリアした銀行については最大15%、それ以外の銀行については最大12%とする。また各行の流動資産額に対する中長期融資残高の割合を昨年の最大45%から同40%に低めるとしている。
中銀の融資伸び率目標が前年を下回るのは、これで2年連続となる。ある専門家は背景として、中銀が商業銀行に求める役割が変わってきたためと説明する。以前はベトナムの株式市場を含めた金融システムが未熟で、資本市場へ向かう中長期的な資金も銀行が融通していたと指摘。ただ金融システムの発展に伴い、中銀は商業銀行に対して、主に企業や家計の短期資金を貸し出すことを求めるようになったと説明している。
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