人気ビーチリゾートのニャチャンを擁する中南部カインホア省の観光業界では、新型コロナウイルス流行の影響で約1万7100人が過去2カ月に失業した。サイゴンタイムズが2日付で伝えた。
　ホテル業では労働者5万2500人のうち1万5000人が解雇された。また旅行サービス業では従業員総数の60％に当たる2100人が解雇された。
　新型コロナの影響でカインホア省を訪れる観光客は激減。2020年第1四半期の外国人来訪者数は前年同期比52％減の41万5000人、国内からの来訪者は66％減の22万9500人に低迷している。
　海外からの来訪客は例年だと中国人が70％以上を占めるが、このところ激減。前年2月には22万1000人に上ったが、20年2月は501人にとどまっている。
　ホテルの客室稼働率も低下。3月は3～4つ星ホテルで13％、1～2つ星ホテルで5％にとどまった。新型コロナの流行が続けば、さらに事態は悪化するとみられている。


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