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  ニュース     2020/04/01 20:59

ベトナム:ビール販売が半減、飲酒運転の罰則強化と新型コロナで 無料記事

 ベトナムビールアルコール飲料協会(VBA)は、2020年1〜2月のビール各社の売上高が前年同期から40〜50%減少したことを明らかにした。飲酒運転への罰則強化と新型コロナウイルス流行で消費が減っており、協会としてグエン・スアン・フック首相に対し支援を求めている。ベトナムニュースが伝えた。
 政府は20年1月1日付でアルコール被害防止法を施行し、飲酒運転に対する罰則を強化。罰金を2倍に引き上げるなどの内容で、施行後に飲食店やバーの売り上げが落ち込んだ。さらに新型コロナが追い打ちをかけ、飲食店は売り上げが70〜80%、ビール消費は40〜50%それぞれ減っている。
 こうした中、ビール各社は20年の業績予想を下方修正。サイゴン・ミエンチュン・ビール(SMB)は売上高見込みを前年比5%減の1兆4700億ドン(約67億円)、税引き前利益を40%減の1560億ドンに引き下げた。サイゴンビール・ウエスタン(WSB)は売上高が7%減の9673億ドン、税引き前利益が69%減の1119億ドンに落ち込むとみている。他のメーカーも3〜6割の減益を予想している。
 VBAは、ビールの売上高減少がレストランやバーなど外食業にも波及すれば、失業が相次ぐと警鐘を鳴らす。これらの業界が冷え込めば税収にも影響するとし、支援措置を講じるよう要請している。


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