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  ニュース     2020/12/23 20:52

シンガポール:M&Aなどの企業活動が減少、ダフ&フェルプス調査 無料記事

 新型コロナウイルス禍が原因の景気後退を背景に、シンガポールも今年は買収・合併(M&A)などの企業取引・活動が低迷した。

ダフ・アンド・フェルプスのまとめによると、昨年12月から今年11月にかけてのシンガポールのM&A、新規株式公開(IPO)、プライベートエクイティー取引、ベンチャーキャピタル取引は640件、653億米ドル相当で、前年の809件、812億米ドルを大きく下回った。

 マレーシアにおける取引は295件、59億米ドル、インドネシアにおける取引は184件、135億米ドルだった。M&Aだけ見ると、域内全体では取引額は減少したが、インドネシアは35%増の97億米ドルだった。

 ダフ・アンド・フェルプス・シンガポールのゴパル代表によると、世界中の企業がパンデミック、都市封鎖、旅行規制で困難に直面し、取引の取り止め、再交渉があった。そうした中、域内の取引は比較的堅調と評価できるという。

 シンガポールでの取引のうちM&Aは482件、592億米ドル相当(前年は724億米ドル)で、うちシンガポール企業による海外資産の取得が400億米ドルを占めた。国内取引は129億米ドル。

 プライベートエクイティー・ベンチャーキャピタル取引は149件、52億米ドルだった。IPOによる資金調達は約9億米ドル(同23億米ドル)と低迷した。

(提供:AsiaX http://www.asiax.biz


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