マレーシア統計局が11日発表した2019年8月の流通業売上高は、前年同月比5.8％増の1142億リンギ（約2兆9400億円）だった。伸び率は前月の5.7％からやや加速。自動車が3カ月ぶりのプラスに転じた。

　自動車は1.1％増の136億リンギに回復。ほかは、金額が最大の卸売りが6.3％増の541億リンギと前月（6.6％）から減速し、小売りも6.7％増の464億リンギと前月（7.1％上昇）を下回る伸びだった。

　8月の流通業販売量指数は、前年同月比で6.1％上昇した。ただ、上昇率は前月（6.3％）からやや減速。小売りが7.6％上昇と、前月の伸び（8.4％）を下回った。一方、自動車は1.5％上昇し、前月（0.3％）から加速。卸売りも5.9％上昇となり、前月（5.8％）をやや上回った。

　自動車販売は18年6〜8月にタックスホリデーの影響で2けた増が続き、反動で伸びが抑えられている。


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