ベトナム・カシューナッツ協会（ビナカス）は、2020年のカシューナッツ輸出目標を19年の目標より14.3％高い40億米ドルに設定した。ベトナムニュースが伝えた。
　19年の輸出目標は45万トン、金額は35億米ドル。1〜11月の輸出は41万8000トン、金額は30億米ドルだった。輸出先は米国が最大で、中国とオランダが続いた。
　ベトナムは18年、カシューナッツ輸出で世界首位を維持した。ただし原料の一部は輸入に依存しており、19年はこれまで150万トン以上をアフリカなどから輸入した。
　一方、農業・農村開発省によれば、19年1〜11月の農林水産物輸出は前年同期比3.6％増の373億米ドル、輸入は1.0％減の285億米ドルで、収支は88億米ドルの黒字となっている。輸出先は中国が全体の27％を占め最大。これに米国、欧州連合（EU）、東南アジア諸国連合（ASEAN）、日本が続いた。


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