【亜州ビジネス編集部】「空飛ぶタクシー」の開発を進めているドイツのスタートアップ、ボロコプターは9日、シンガポールで3年以内に空飛ぶタクシーのサービスを開始すると発表した。実現すればアジア初になる見通しという。

　同社は垂直に離着陸できる2人乗りの小型航空機を開発。昨年10月にマリーナ・ベイ地区で有人の試験飛行を行った。新サービスの最初のルートは同地区など南部の海を巡る観光ルートになる見通し。

　シンガポール経済開発庁（EDB）やシンガポール民間航空庁（CAAS）と協力してサービス開始を目指す。EDBのタン副長官は、「ボロコプターが商業・研究開発活動の拠点としてシンガポールを選んだことをうれしく思う」とコメントした。

　同社は2011年創業。独ダイムラーや中国自動車大手の浙江吉利汽車控股集団などが出資している。


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