ベトナム統計総局は3月29日、2019年第1四半期の国内総生産（GDP）成長率が前年同期比で6.79％だったと発表した。前年同期の7.38％からは伸びが鈍化したものの、第1四半期としては2011年以降で2番目に高かった。とりわけ製造業が成長をけん引した。

　産業別にみると、第1次産業（農林水産業）の成長率は2.68％。内訳は水産業が5.10％、林業が4.20％と高い伸びだった。農業は1.84％で、前年同期の3.97％から伸びが鈍化した。

　第2次産業（製造・建設業）の成長率は8.63％と好調だった。とりわけ加工・製造業が12.35％と高い伸び。前年同期の14.3％からは伸びが鈍化したものの、11年以降では2番目に高かった。

　第3次産業（サービス業）の成長率は6.50％。うち卸小売りが7.82％と最も高い伸びを示した。

　政府は19年のGDP成長率目標を6.6〜6.8％に設定。18年の成長率は7.08％で、リーマンショックが起きた08年以降で最高の伸びとなっている。


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