運輸省地方国道局は、南部クラビ県のランタ諸島に海底トンネルを、同ソンクラー県のソンクラー湖上に橋をそれぞれ建設する計画を明らかにした。観光開発の一環。事業費はそれぞれ20億バーツ（約69億円）、30億バーツを見込む。4日付クルンテープ・トゥラキットなどが伝えた。
　2件とも1年間の事業化調査を行った後、閣議承認を求める。2022年に着工し、工期は2年半を予定。25年の開業を目指す。
　海底トンネルは、ランタノイ島と本土の間の1キロメートルに建設。外国人観光客の利用を見込む。現在はカーフェリーで1便当たり約60台の車両を輸送しているが、観光シーズンには渋滞が発生し、渡るまで1〜2時間を要している。
　ソンクラー湖の橋は、全長6〜7キロメートルで、隣接するパタルン県と接続する。2県間の移動時間を大幅に短縮する効果があり、地元の自治体から要望が高まっている。


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