空港事業のチャンギ空港グループ（CAG）によると、同社が管理・運営するチャンギ国際空港の2025年第3四半期の旅客数は前年同期比3.1％増の1730万人だった。中国やベトナム路線の利用者が伸び、全体を押し上げた。ストレーツタイムズが23日付で伝えた。

　国・地域別の旅客数は、◆中国◆インドネシア◆マレーシア◆豪州◆インド――の順に多かった。中国路線は9.7％増、ベトナム路線は11.3％増と好調で、都市別ではクアラルンプール（マレーシア）、ジャカルタ（インドネシア）、バンコク（タイ）、デンパサール（インドネシア）、上海（中国）の5都市が上位を占めた。特にジャカルタ路線は2桁の伸びを示した。

　航空機の発着数は9万1600便で前年同期の9万2100便からほぼ横ばい。航空貨物の取扱量は3.7％増の53万1000トンとなり、輸入が10.0％増と堅調だった。主要市場は中国や米国、豪州、香港、インドだった。

　同空港では現在、約100社の航空会社が週7000便を運航。シンガポールと50カ国・地域の160都市以上を結んでおり、CAGは30年代半ばまでに就航都市を200都市超へ拡大する目標を掲げている。


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