ニュース 2025/06/03 20:57
シンガポール:蘭VDLが新工場開所、半導体装置モジュール製造 
電子・電気 機械 シンガポール
産業機器メーカーの蘭VDLはこのほど、西部ジュロンで新工場を開所した。5000万シンガポールドル(約56億円)超を投じて建設したもので、半導体装置向けのモジュールを製造する。シンガポールでの生産能力は30%拡大した。ストレーツタイムズなどが2日付で伝えた。
新工場の名称は「SQ1」で、延べ床面積は2万平方メートル。クリーンルームや倉庫・物流スペース、オフィス棟を備える。エンジニアリングや製造、技術開発、サプライチェーン(供給網)管理などの部門を置き、約100人を雇用。半導体ウエハー製造装置向けの需要増に対応する。
VDLはシンガポールで既に工場2カ所を運営しており、約800人を雇用。同国では向こう5年で1億シンガポールドルを追加投資し、設備や機械、クリーンルーム施設の拡充を進める。従業員も400人増員して現地事業の拡大を図る。
シンガポール拠点では、現地のウエハー製造装置OEM(相手先ブランドによる生産)メーカーに主要モジュールを供給するほか、表面処理や製品洗浄、精密部品加工の分野でも協力している。売上高は4億シンガポールドルで、6年以内に10億シンガポールドルへの拡大を目指す。
VDLは1953年設立。20カ国以上で約1万4000人を雇用し、ハイテク産業機器を製造している。
なおシンガポールの先進製造業は国内総生産(GDP)の約20%を占めており、半導体産業は6~7%を構成する。半導体分野では約3万5000人を雇用しており、世界の半導体の約10%、半導体製造装置の約20%がシンガポールで生産されている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
新工場の名称は「SQ1」で、延べ床面積は2万平方メートル。クリーンルームや倉庫・物流スペース、オフィス棟を備える。エンジニアリングや製造、技術開発、サプライチェーン(供給網)管理などの部門を置き、約100人を雇用。半導体ウエハー製造装置向けの需要増に対応する。
VDLはシンガポールで既に工場2カ所を運営しており、約800人を雇用。同国では向こう5年で1億シンガポールドルを追加投資し、設備や機械、クリーンルーム施設の拡充を進める。従業員も400人増員して現地事業の拡大を図る。
シンガポール拠点では、現地のウエハー製造装置OEM(相手先ブランドによる生産)メーカーに主要モジュールを供給するほか、表面処理や製品洗浄、精密部品加工の分野でも協力している。売上高は4億シンガポールドルで、6年以内に10億シンガポールドルへの拡大を目指す。
VDLは1953年設立。20カ国以上で約1万4000人を雇用し、ハイテク産業機器を製造している。
なおシンガポールの先進製造業は国内総生産(GDP)の約20%を占めており、半導体産業は6~7%を構成する。半導体分野では約3万5000人を雇用しており、世界の半導体の約10%、半導体製造装置の約20%がシンガポールで生産されている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。